
本コラムでは、タキロンシーアイの技術者がマイクロモータ(コアレスモータ・ブラシレスモータ・ギアヘッド)に関する専門知識を解説しています。医療機器・産業用工具・光学機器など幅広い分野でのモータ選定にお役立てください。
製品開発エンジニア・設計担当者向けに、モータ選定の技術的ポイントを詳しく解説。「どのモータを選べばよいかわからない」「コアレスとブラシレスの違いを知りたい」といった疑問にお答えします。

モータを機器に組み込む際、軸の固定方法が不適切だとスリップによるトルク伝達ロスや異常振動が発生します。最悪の場合、部品脱落による事故や装置破損につながるおそれも否定できません。医療機器や産業用精密機器では、わずかな固定不良が製品性能や安全性…

モータと歯車を組み合わせると、回転速度を減速しながらトルクを増幅し、用途に応じた出力特性を得られます。モータ単体は高速回転で動作するため、産業機器で求められる低速・高トルクの出力を実現するには、歯車による減速機構を用いることが一般的です。 …

電気回路図記号(JISでは電気用図記号と呼ばれる)は、電源・抵抗器・コンデンサ・トランジスタ・モータなど、電気回路に使用される部品を統一された図形で表現する規格・ルールです。日本ではJIS C 0617として日本産業規格に定められており、国…

機械部品の設計や保全において、「摩耗」は部品の寿命や製品品質を左右します。摩耗とは、固体同士の接触と相対運動によって表面が徐々にすり減る現象です。駆動部品や軸受けなど、摩擦を伴う機構では摩耗への対策が求められます。 摩耗の進行は部品の寸法変…

DCモータは、直流電源を利用して回転運動を生み出すモータです。電気エネルギーを機械エネルギーに変換する仕組みを持ち、産業機器から医療機器、自動車の電装品まで幅広い分野で採用されています。DCモータにはブラシ付きやブラシレスの種類があり、それ…

製造装置や産業機器において、モータの動力を従動軸へ正確に伝えるにはカップリング(軸継手)が用いられます。カップリングは駆動軸と従動軸を連結し、取付誤差の吸収や振動の緩和といった役割を果たす機械要素部品です。 ただし、カップリングにはジョータ…

慣性モーメントは、回転体の「回しやすさ」や「止めやすさ」を示す物理量であり、モータの設計計算において必要な要素です。モータを選定する際には、負荷の慣性モーメントを正しく算出し、必要なトルクや加減速性能を見積もる作業が必要です。 慣性モーメン…

モータの性能を決定づけるもっとも重要な要素の一つが「巻線」です。巻線とは、銅線やアルミ線などの導線をコイル状に巻いたもので、電流を流すことで磁場を発生させ、ほかの磁場(永久磁石や別巻線)との相互作用でモータの回転力を生み出す心臓部といえます…

製品設計や機械設計において、部品の破損や故障を防ぐために重要になるのが『安全率』の概念です。安全率とは、材料や部品が実際に受ける荷重に対して、どれだけの余裕を持たせるかを示す指標で、製品の信頼性を確保するための判断基準となります。 モータ選…

産業機器、医療機器、光学機器など、モータを動力源とする製品設計において、「減速機」は性能を左右する重要な要素部品です。モータ単体では得られない高トルクの出力や精密な位置決め制御を実現するため、多くの機器に組み込まれています。 しかし、「減速…